会場から溢れる145名の熱心な参加者
8月22日(月)東京の信濃町教会を会場にした「風」シンポジュームに参加してきました。会場は熱心な参加者145名で溢れかえりました。席が足りず通路にも後ろの部屋の壁の後ろにも椅子が入って超満員で、熱心な学習・討議がなされました。
「聖なる者」と題された、深澤 奨牧師(佐世保教会)の開会礼拝
「福音と世界」の2008年度巻頭説教で接してから、一度生説教をと望んでいたのが、シンポジューム参加で実現、期待どうり満たされました。
聖書は「コリントの信徒への手紙Ⅰ 6:1-4」で、参考聖句として「Ⅰコリント5:1」「使徒言行録9:41」「ロマ書12:13-16」「Ⅰテモテ5:3,9-10」「Ⅰコリント16:1」を平行して紹介しながら、聖書の御言葉で「聖なる者」と表されているのが誰なのかとの解き明かしの説教でした。それらの聖句で「聖なる者」と言い表されているのは「極貧者」の事であって、決して教会の指導者として高みにある者のことを示しているのではない。というのが私の聞いた内容です。
シンポジュームを開く、今の時期に本当に考えなければならない大切な事として、心にしみこみました。本当にアーメンと共に唱える事が出来ました。
基調講演は、原先生による「教団の成立と信仰告白成立の歴史」でした。
主たる資料として日本基督教団史資料集を用いながら、教団の成立が宗教団体法による戦時統制下による国家の方針に従う形で成立した事。
従ってその時には、国家の要求した「教義の大要」は教団規則第5条に書かれたが、信仰告白や信条はなかった。
戦後、教憲教規制定時にその第2条に「使徒信条其の他の信条及信仰告白に準拠するものとす」と書かれたが、その後1954年の信仰告白制定までに、教団の中でアンケートで集められた色々な立場の状況調査報告や、制定大会となった第8回日本基督教団総会議案・報告書に記載された報告や解説を紹介され、信仰告白は『讃美告白』であることについての学びがなされました。
私個人としては、色々思うところも有りましたが、それは後ほど・・・。
パネルディスカッション
- 状況報告 柴田もゆるさん(廿日市教会牧師)
- 提起1 教団と宣教方策 戒能信生さん(東駒形教会牧師)
- 提起2 教団と震災 山本光一さん(京葉中部教会牧師)
- 提起3 教団と戒規問題 小海 基さん(荻窪教会牧師)
これもそれぞれ、大変参考になりました。
今日はこれくらいで、後は次回に